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付属品の中華製スイッチング電源 [電子工作]

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中華製こんな物を買ってみた。
写真には写っていないが、スイッチング電源が付属品にあった。
スイッチング電源は普通でも軽いが、異様に軽いもの。

写真に写っているLEDの電源になるのだが、お試し10分で点灯しなくなった。
電圧を測ってみると、2V程度。電池の場合は3本直列なので、元々は4.5Vから 5Vは出ていたはず。
ねじ1本で分解できそうなので、分解してみた。
見たところ、焼けたような部品は見あたらない。
部品の中に3本足のTO92形の部品が二つある。
1つはC945と書いてあるので、2SC945なのだろう。
もう1つは、13001 SBDと書いてある。
検索すると、UTC社のトランジスタで、MJE13001が引っかかった。
これ、Vceoが400V、Vcboが600V。
トランスの1次側についているので、たぶんこれでしょうねえ。

どこまで追求しようかな。

ROMライター TL866A 買ってみた [電子工作]

ROMライターはいろいろ持っていて、製品f版も1つあるのだが、中華製の安いROMライターが出回っているようなので、1つ買ってみた。
ちょっと使ってみて気がついたことのメモです。

そこそこ対応しているようだが、HN58C65、HN58C256に対応していない。
ATF16V8BのVpp電圧の初期値が10Vに設定されているが、この電圧では書き込めない。
13.5Vで書き込めた。
このように、GAL系統のVppが変更できるようになっているが、それがなぜだかわからない。
ROM系は変更できない。
RAMのチェックは以前からの手持ちよりこちらの方が対応品種が多い。しかも、私にはわかりやすい。
それから、symと記載されたEN29F002NTのプロテクト解除はこれでもできなかった。
ROMでもVppが変更できるようになってたら良かったのに。
どこかに設定ファイルはないかな。

ついでに、TL866AとTL866CSの違いだが、TL866Aは、PICなとでインサーキット書き込みができる端子がついている。TL866CSにはそれがない。その分安い。

困ったものだ [電子工作]

と言って、私自身です。

KiCADで基板作りを再開しようと思いかけたのですが、

基板作りと言えば、エッチング → エッチングは温度管理が大切 → 
これから寒くなる → 何で保温?加熱?するか。

加熱と言えば、IH。そうだ、誘導加熱を調べよう。
(おいおい、エッチング液を誘導加熱で温める気か?ともう一人の自分。)

実は、以前、IH炊飯器を買い換えたとき、コイルとIGBTを捨てずにおいているのでした。

しかし、こんなことだから、どれも中途半端でがらくたが増えていくのだ。

ICパッケージ 覚え書き [電子工作]

100mil(ミル)=2.54mm=0.1インチ
通常、ICのピン間は100milだが、シュリンクパッケージSDIPは70milミル=1.778mm。
ICの幅は、300mil,400mil,600mil、かのMC68000のDIPは900mil。
SDIPは400mil,600mil,750mil
KiCAD用の覚え書きです。
uPD78C10AはQUIPですか。

楢ノ木技研のUSBサーモグラフィモジュール [電子工作]

2014-12-23 18-10-48.png
本格的なサーモグラフは非常に高価です。
こちらは1万5千円程度で買えます。
写真は。PIONEER M-25のヒートシンクです。
基板上のパーツを対象にしてみたいのですが、今は適当な物がありません。
まあ、使い方次第でしょうか。

ただ、これ、売り出してもすぐに売り切れになります。予約はありません。
私の場合、前もって、発売のメールをいただくようお願いしておりました。
本日発売とメールが来たのですが、気づいたのが夜の9時。
すぐに楢ノ木技研のHPを訪れて1個注文できました。
翌日には在庫切れでしたので、時間勝負です。

LTspiceで電源回路 [電子工作]

これもYAMAHA B-3関連ですが。

安定化電源回路が怪しいので、LTspiceで検証してみようと考えたわけです。

とはいえ、はじめからシリーズタイプの電源回路をシミュレーションさせてうまくいくかどうかわからなかったので、まずは交流をダイオードブリッジで整流させることにしました。

信号源で交流を発生させ、(これ、原子力発電所並の信号源なんですね。)ダイオードブリッジ、コンデンサとつないでいく。

ランさせると、スタート直後ダイオードに100A以上流れてますわ。現実離れしてます。
元々はトランスなので、信号源と直列に100mHのコイルを入れてみました。
抵抗分も必要でしょうが、それは後で。
これでダイオードに流れる電流は4A程度になった。これで現実に近づいた。

V-FETの良否 [電子工作]

オーディオというカテゴリーを作ってはいるのだけど、中身は古いアンプの修理がメインになっている。
その流れの続きの話ではあるのだが、オーディオのカテゴリーかどうか、
まあ、テキトーではあるのだが。

かつてはV-FETと呼んでいた、最近は、SITと言うらしい。
つまり、ソニーのプリメイン、TA-5650、パワーアンプ、TAN-5550、YAMAHAのパワーアンプ、B-3を入手しているのですね。
共通点がV-FET。
ソニーのアンプはどちらも音が出ますので、V-FETは生きているのでしょう。
B-3は、プロテクタが動作するとのことなので、死んでいる可能性もあります。

そこで、良否判定です。
ネットで調べてみると、V-FETはソース、ドレイン間は導通、ゲート、ソース間、ゲート、ドレイン間はダイオード特性を示すらしいです。
まあ、これではゲートのバイアス処置をしないでソース、ドレイン間に電圧をかけると大電流が流れますね。
とりあえず、DCA75を使ってみました。
4個ともソース、ドレイン間はショート、ゲート、ソース間、ゲート、ドレイン間はVf3.7V程度のツェナーダイオードと判定されました。
生きていると思っておきます。

KENWOOD 直流安定化電源 PAR18-5 [電子工作]

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実験用にCVCC安定化電源が欲しかったので、さがしていたら、
「通電しません、ジャンク」の安定化電源がオクに出ていた。

全く動かないのなら、ヒューズか何らかの設定が違っているのだろうと落札してきた。

届いたので、まず様子見。

電源を入れると、「カチッ」とリレーの音。LEDの表示は点灯しない。切ると、また「カチッ」。
厳密に言うと、通電しない代物ではないな。
電源スイッチ以外のスイッチも反応している様子はない。
原因の一つは、CPUが乗った制御基板が動いていないと言うこと。
トランスからどの基板に電気を送っているか調べ、5Vのレギュレーター7805をさがす。
とりあえず、2カ所みっけ。
続いて、制御基板に5Vが供給されているか電圧を測る。1V以下。だめだこりゃ。
どの7805使っているかもわかった。
この機種は放熱のためにケースにねじ止めされているパワートランジスタや3端子レギュレーターは、
ハンダ付けではなく、ソケット付けなんですね。
ならば、新しい7805を仮付けできる。
やってみると、5V出るではないか。
7805の不良と決めつけて交換し、組み上げた。
スイッチを入れると、LEDが点灯した。
テスターで電圧が出ていることも確認できた。

あとは、負荷をつないで使えるかだな。

8オームのホーロー抵抗をつけて、電流の制限を0.5Aに設定。
電圧を徐々に上げていくと、4.0Vを超えようとしたところで、OVER LOAD のLEDが点滅し、それ以上に電圧は上がらなかった。
OKだな。
しかし、どうしてここの7805が壊れたのだろうか。いくら使い方が乱暴でもここに影響するとは思えないのだけど。 あり得るとすれば、リモート端子に規格外の何かをつけたのか。

しかし、YOKOGAWAの PR1851 とそっくりだな。

そうそう、TEXIOさんから取扱説明書(リモートコントロールの説明書も)を送っていただいた。
ありがとうございます。


追記
取り外した7805をテスト回路で動かして見ると、正常でした。
つまり、接触不良ですね。

マスターコントロールについて
複数台を通信でコントロールするモードは3種類ほどありますが、
マスターコントロールはPAR18-5が2台あればできます。
トラッキング動作させるときに便利です。
なお、PAR18-5間は6極2芯のモジュラーケーブルを使うのが安全です。

ついでに、パソコンからRS232Cでコントロールしたければ、
6極4芯ケーブルの片方のジャックをRS232C用のD-SUBコネクタに変換する必要があります。
制御ソフトはBASICなどの言語です。

まず、PAR18-5を電源オフの状態でモジュラーケーブルでつなぎます。
それぞれの個体のアドレス設定を行います。デフォルトは1です。
マスター機は0にする必要がありますので、
2台の場合は、マスター機のアドレスを0にするだけです。
そのまえに、すべてのPAR18-5の電圧、電流の表示を同じにしておいてください。重要です。
マスター機にしたいPAR18-5のAボタンを押しながら電源を入れます。
アドレス表示になりますので、ダイアルで0にします。
Aボタンを押すと通常表示に変わります。
スレーブ機が複数台の時は同様にアドレスを重複しないように設定します。
アドレスの設定が終われば、マスター機のダイアルを回すと通信が始まり、
連動して動くようになります。

とりあえずはこんなものかな。

12V 15A スイッチング電源 MODEL SPD-180W [電子工作]

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私は某オクで入手したのですが、アマゾンでも取り扱っているようです。
ただ、名称がはっきりしません。私のには、「MODEL SPD-180W」と書いてありましたが、
中国の某所で作られた物が、至る所から出ているのだと思います。

さて、うっかり屋さんのための備忘録です。
これ、購入してそのままでは、ADJを回しても、10.30Vから11.20Vまでしか変化しませんでした。
定格の12Vが出ないのです。
改造か必要かとケースを開けて気づきました。

内部にスイッチがあります。110Vと220Vの切り替えスイッチです。スイッチは220V側になっています。
これ、入力電圧の切り替えスイッチではないか。
よく見れば、ケースにその旨を記載したシールが貼ってあります。
ただ、そのスイッチがケース内部にあって、放熱用の穴から細い棒でつついてやる必要があります。
外に出ていたら気づいていたんだけど、と負け惜しみ。
本来組み込み用途だからこんな物なのでしょう。

で、切り替えてやると、10.52Vから14.20Vまで変化するようになりました。
14Vが出れば、よしとしましょう。

追加
えー、AliExpressで購入した物の1つが24V 15A スイッチング電源 MODEL SPD-360Wです。
当然中国からの輸入品なので、切り替えスイッチは220V側でした。
こいつは、約20Vから30Vまで変化します。おもしろそうだ。

電解コンデンサのESRと発熱 [電子工作]

http://daisan.blog.so-net.ne.jp/2013-11-03
こちらで「照明器具の故障」ネタで書きましたが、気になったので、続きをこちらにします。

蛍光灯のインバーター基板がたまたま同じ物が4枚あり、電解コンデンサがそれぞれ傷んでいます。

痛み方は3種類に分かれます。
被服が縮み、頭がふくらんだ電解コンデンサをAとします。
被服が縮んだだけの電解コンデンサをBとします。
被服が縮み始めた電解コンデンサをCとします。
中古ですが、問題のない電解コンデンサをDとします。
A,B,Cの規格は、82uF 180Vです。Dは200uF 200Vです。いずれも、105度品です。
AのESRは、600オームを超え、容量も1uFとすかすかなので、実験には不参加です。
Bは、ESR、3オーム、容量72uF。
Cは、基板から外さなかったので、測定していません。
Dは、ESR、0.01オーム、容量210uFです。
ここでの測定には、DE-5000を使いました。

B.C.Dの電解コンデンサがついたインバーター基板で同時に20分ほど点灯させてみました。
ここで温度測定と行きたいのですが、シンワ 放射温度計73010では、はかっている対象がもう一つはっきりせず、測定された数値に意味がないように思いますが、順序はわかります。

D.C.Bの順で高くなっているのがわかりました。

http://www.nfcorp.co.jp/techinfo/dictionary/052.html
ここに書いてあるとおり、ESRが上昇すると、発熱が多くなり、ますます寿命を縮めるのでしょう。
(コンデンサは、基本、直流は通しませんので、リップル分が多いと発熱します。)
電源用電解コンデンサが低ESRと書いてある意味がここにあると思います。

ハンダクラックも、金属の熱膨張率の違いによるひずみから割れが広がります。

さて、早急に電解コンデンサを交換しなければ。

ただし、古い器具は、その熱により、トランスの絶縁も弱っている可能性がありますので、
単なるまねはしないでください。事故責任は自己責任です。

メガも買っておこうかな。