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リセットIC考 [マイコン]

「考」と書きながら、単なるだらだら覚え書きです。
vintagechips さんのSBCマイコンボードシリーズ、C-MOSで構成すると、パワーオンリセットがうまくいかない件、当時からいろいろ問題になっていたのではないかと、トラ技の目次を検索してみた。

1983,6,電源電圧監視用IC TL7700シリーズ
1985,3,リセット用ICの実験,マイコンの電源監視などに利用する
1991,2,システム・リセット用ICの実験,マイコン・システムの信頼性を上げるため
1992,5,ウォッチドグ・タイマ内蔵のリセットIC NJM2102,
1994,6,クロック&リセット周辺回路の設計,電源ONからマイコンを動作させるまでの回路
1996,4,リセットICのノイズ・マージン評価,読者の実験室,
2001,8,電源投入直後のリセット状態を保持できる 外付け部品の要らないリセットIC S-801シリーズ
2002,9,マイコン回路のトラブル事例とその対策,リセット,割り込み
2004,1,マイコン関連回路,外部メモリ接続,バックアップ,リセット,I/Oなど
2004,7,確実に動作するマイコン・リセット回路
2011,4,リミッタ/コンパレータ/リセット/サ
2012,10,リセット解除後のマイコンの動きを徹底研究,電源を入れたのに動かない
2015,5,第2章 百戦錬磨のマイコン周辺回路,リセット回路

残念ながら、80年代はもう手元にない。でも、問題の解決策としてリセットICを採用したように思える。
さて、手持ちのリセットICを探し出した。
ミツミ PST520 PST524  これは初期の物だと思われる。バイポーラでオープンコレクタ。外部に2.2kでプルアップが必要。OCなので、スイッチによるリセットも可能。ただし、電流が多めに流れる。
セイコー(略) S-8054AL 秋月のAKI-80に使われていた。C-MOSタイプなので、外付け部品が要らない。逆にリセットスイッチの取り付けには工夫が必要。
マキシム DS1233 内部にプルアップ抵抗を内蔵したオープンドレインと言っていいのかな。
マイクロチップ TCM809 秋月で売っているが、これ、パッケージがSC70と小さい。出力がPush-Pullと書いてあるが、コンプリメンタリと同じ意味ならC-MOSと理解して良いのかな。なら、S-8054に似ている。

リセットの基準電圧は、大きく分けて、4V~4.5V辺りと、2.6V辺りに区分できるが、用途が5Vシステムと3.3Vシステムの違いだろう。

さて、どれで実験するかだ。

訂正
S-8054は、S-8054AL のように、LがつけばC-MOSです。Nなら、Nchオープンドレインです。
手持ちは、S-8054AL です。
DS1233には、D付きとDなしがあります。違いは、リセットスイッチ取り付けが考慮されている(Dなし)かいない(D付き)かです。
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